フリースタイルリブレでケトン体測定した結果

このページでは、ケトン体測定器「フリースタイルリブレ」により、3日に渡って測定したケトン体の数値を掲載しています。
ケトン体測定器の役割

ケトン体測定器は、ケトン体に含まれるβヒドロキシ酪酸、アセト酢酸、そして、アセトンの中から、βヒドロキシ酪酸を測定しているそうです。
この機器では、アセト酢酸の量はわかりません。
正確なケトン体値はわかりませんが、指標のβヒドロキシ酪酸の血中濃度を見ることで、ケトン体の総量をある程度把握することが可能です。
測定1日目
昼食後にケトン体と血糖値の両方を測定してみました。
食事内容は、木綿豆腐、卵2個、鶏のもも肉、キャベツ、鶏油です。
昼食後すぐ

ケトン体の数値が上昇しました。この数値は、取扱説明書の内容では、高ケトン状態という危険な部類に入るそうです。

同じタイミングで測定した血糖値は、88mg/dlと安定しています。
この結果を踏まえると、食後すぐにケトン体値が上がっているように思えるので、糖質をほとんど摂らず脂質を多めに摂取すれば、MCTオイルなどを使わずともケトン体は増えやすいのかもしれません。
ケトン体になりやすいオイル
近年注目されているココナッツオイルやMCTオイルは、体内に吸収されると速やかに肝臓へと運ばれて直接ケトン体に代謝されることから、「すぐエネルギーになるオイル」と言われています。
軽めのトレーニング後

基礎代謝とトレーニングでエネルギーを消費した分ケトン体数値が落ち、血糖値も80mg/dlを切っていますが、まだケトン体は十分あるので問題ありません。
軽く空腹を感じる程度で不調もなく、頭も冴えている感覚があります。
高血糖食品を食べた後に起こっていた手指の震えもありません。
夕食後

1日の中で最も低い値となりました。
私の場合は、夕食をしっかり食べるので、おそらくは、食事量が多くなり消化器官が活発に働くようになるとケトン体の消費も早くなるのだと思われます。
測定2日目
起床直後

前日の食後8~9時間後にあたる翌朝の数値です。
空腹時間が長くなったことで、もう少し高い数値になっていると思いきや割と低めでした。
必要十分な量として調整されているなどの理由があるのかもしれません。
朝食後

食事内容は、牛乳、木綿豆腐、ナッツ、バター、チーズなどですが、食後すぐに測定したため、あまり参考にはならないかもしれません。
朝食の30分後

ケトン体は安定していて、ブドウ糖はわずかながら食事の影響で上昇している状態です。
朝食の2時間後

ケトン体も血糖値も1時間半前とあまり変わっていません。私の自覚を踏まえると、この位の数値が安定した状態のように思えます。
昼食前

ケトン体値が突然1.2mmol/Lまで上がりました。
血糖値も正常値よりやや高めなので、どのような関連性があるのか見えてきません。

昨日の昼食後すぐにケトン体が上がったと感じたので、食材による影響を予測して卵2個だけを食べてみたのですが、関係なかったようです。
昼食2時間後

食後2時間経過後に再び測ってみたところ、いずれの数値も安定しました。
現時点までの血液状態推移
- ケトン体値:0.3~1.2mmol/L
- 血糖値:75~95mg/dl
夕食前

昼食2時間後の数値からほとんど変化なく安定しています。
夕食前

昼食に卵2個、軽くナッツを食べ、チョコレートをつまむ程度の食事量で21時となりました。
さすがに、どちらの数値も落ち気味ですが軽く空腹感がある程度の状態で体調面での支障は特にありません。
夕食後

夕食後は、前日と同じように、ケトン体値が下がっていることから、食事量が多くなり消化器官が活発化するとケトン体が消費しやすいようです。
血糖値が上がるとインスリンの分泌が増えるので、体がエネルギーを吸収するモードになっているという見方もできます。
測定3日目
ダメ押しで3日目の朝も測定してみました。

ケトン体値が上がり、血糖値は低めで安定しています。
冬時期の測定なので朝方は冷え込みますが、糖質過剰だった時期のような体が震える寒さを感じることもなく、空腹も感じず体の状態は至って良好です。
まとめ
今回3日にかけて測定してみたことで、以下のような傾向にあるように感じました。
- ケトン体の数値は、0.2~1.2mmol/Lで変動がある
- 血糖値との相関関係はあまり感じられない
- 空腹が長いからといって高いわけではない
- 脂質の多い食事の後は、上がりやすい
- 運動すると下がる
- しっかり食事を摂ると下がる
規則性があるようで無いようなはっきりしない部分がありましたが、高脂肪食だと食後に上がりやすく低脂肪食だと上がりにくいなど、食事における脂質の割合も影響しているのかもしれません。
また、しっかり食事を摂ると、消化にエネルギーを消費する分、ケトン体値が下がりやすい傾向があるようにも感じられました。
関連ページ