糖質制限するとインスリン抵抗性が起こる?

「糖質制限するとインスリン抵抗性が起こる?」

これは、糖質制限がそもそもの問題ではなく、脂質の過剰摂取による問題だろうと考えています。

このページでは、糖質制限や急激なダイエットによりインスリン抵抗性が悪化する原因について、実感を踏まえて解説しています。

原因は内臓脂肪の増加

私の経験による認識では、内臓脂肪増加がインスリン抵抗性の引き金と、今のところ考えています。

内臓脂肪が増えると、脂肪細胞のアディボカインが影響してインスリンの働きが鈍くなるという原理が働くそうです。

アディポカインとは

脂肪細胞から産生・分泌されるさまざまな生理活性物質の総称です。

なぜ内臓脂肪が増えたのかわかれば、この問題は解決することができそうです。

なぜ内臓脂肪が増えた?

内臓脂肪が増える原因

  • 糖質摂り過ぎ
  • 脂質摂り過ぎ

内臓脂肪が増える原因は、糖質の過剰摂取により皮下脂肪増加に付随して脂肪が増えることと、糖質制限の解釈を間違って脂質過剰となり、ダイレクトに内臓脂肪を増えたことが原因と思われます。

これなら、脂肪肝がインスリン抵抗性をもたらすことにも納得です。

つまり、インスリン抵抗性が起こっているということは、糖質過剰か脂質過剰によって原因で内臓に脂肪が蓄積している状態と言えます。

私の失敗談

私は、糖質制限を開始してから明らかに体調がよくなったので糖質だけが問題と考えていたのですが、血液検査をしたところ軽視できない問題点が見つかりました。

脂質摂取を増やした結果

糖質制限を本格化して丸3ヶ月経過したので、経過観察として病院で血液検査をしてみたらコレステロール値が異常に高いことが発覚したのでした。

最初は、「本来のコレステロールってこの位が普通なのでは?」など考えましたが、その後、高糖質食品で血糖値テストした結果、インスリン抵抗性が起こっていることを確認。

原因として思い当たるのは、脂質の摂り過ぎでした。

尚、もう一つの仮説となりうる「インスリンは毎日使うことで鍛えられる」という考えには賛同していません。

インスリン毎日使うべき説は正しい?

ネット上では、「炭水化物を減らし過ぎて、インスリンの出番が減るとインスリン抵抗性が起こる」といった情報がありましたが、強制的なインスリン分泌を繰り返したβ細胞は死滅していきます。

「負荷のかかったβ細胞は死ぬ」となれば、毎日の酷使でβ細胞の数は減るの一途です。

書かれている内容は、「ドーパミン阻害薬を使うとβ細胞が増える」ということなので、逆説的に理解しています。

ドーパミンによるインスリン分泌

高血糖になると視床下部が血液の異変を察知して側坐核からドーパミンが分泌され、膵臓のβ細胞に影響してインスリンを強制的に分泌するという流れがあります。

そもそも、インスリンを毎日使うべきという説が正しいなら、インスリンの分泌不足を起こして糖尿病になる人は、この世にいないことになります。

肝臓の気持ちで考えてみる!

趣向を変えて、肝臓の立場で物事を考えてみようと思います。

KANZOの独り言

「私は、何かと忙しい。手短にいこう」

「今、私の周りに脂肪が集まってきている」

「脂肪が多い時は、ケトン体を作るのが通常だ」

「今はエネルギー生産モードだ」

「ケトン体を作って、各細胞に分配している最中だ」

「中性脂肪がエネルギーを蓄えていては、丸損だ」

「膵臓にはインスリンを分泌するなと伝えた」

「インスリン分泌の判断をどう決めているか?」

「そんなのは簡単なことだ」

「私の周りに脂肪が多いのが理由だ」

KANZOさんによると、こういうことらしいです。

「自分の周りに脂肪が集まっているからケトン体にしているだけ」という主張であり、「ケトン体を増やしている最中にインスリンが作用したら困るだろ?」ということのようです。

そして、判断条件が肝臓の周りに脂肪があることみたいです。

肝臓の状態を整理してみる

本来は、脂肪細胞を増やす「エネルギー蓄えモード」がストップした後に働きだす「ケトン体生産モード」が、内臓脂肪が多いと常にケトン体生産モードになってしまう。

肝臓に脂肪が集まっている状態です。

そして、ケトン体生産をしている時は、脂肪細胞が材料の脂肪酸を再吸収してしまわないようにシグナルを出しており、結果的にインスリン抵抗性が擬似的に成立すると考えています。

これなら、脂肪肝(肝臓に脂肪が集まっている状態)になると、インスリンの働きを押さえ込む条件が成立します。

脂肪肝でも血糖値が下がる方法

インスリン抵抗性が起こっていても血糖値を下げる方法はあります。

筋トレです。

高血糖を解消する筋トレ方法をご紹介

一時的にインスリンがうまく働いていなくても、筋肉の運動で消費した分のエネルギーはトランスポーターによって細胞内に吸収される仕組みがあります。

後は、内臓脂肪を増やさないように食事を注意しつつ、インスリン抵抗性が改善していくように運動することです。

コレステロールを下げた方法

内臓脂肪を改善する方法として、私の場合はバターをやめ、卵の食べる量を減らしたところコレステロール値が下がりました。

バターと卵を減らして血液検査(2021年4月)

まとめ:糖質制限は間違うと危険

経験上、「糖質制限すれば、脂質はいくらでも摂って良し」というのは間違いです。もしくは、私の解釈が足りなかったようです。

特に動物性脂肪には、飽和脂肪酸が多いので摂り過ぎには注意しましょう。

ただし、「ご飯をたくさん食べてインスリン分泌能力を鍛える」というのも信用に足る証拠はなしです。

毎日角砂糖で健康?

これだと「インスリン分泌能を維持するために、毎日角砂糖を舐めなさい」も成立してしまうことになります。

インスリンを大量分泌した代償は、膵臓β細胞のアポトーシス(死滅)です。

ご飯を毎日食べたければ、運動習慣を増やして常にブドウ糖が必要な状態を維持する。運動習慣が増やせないなら、糖質の摂取量を抑える。

いずれにしても、体内の糖質と脂質量に応じた運動や食事による調整が必要です。

結局は、カロリーバランスと考えるのがシンプルで良いですが、カロリーは物質の熱エネルギーの指標なので、生体エネルギーに強引に当てはまるのもまた無理のある話です。

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